Randonneur from Northport　Blog:湘南茅ヶ崎「蕎房　猪口屋」

2012年10月12日

湘南茅ヶ崎「蕎房　猪口屋」

サザンの街の香り高き蕎麦

港で栄え、昔から新しい文化を受け入れる土地柄で
洋食、中華等の外来系の老舗は多いが
何故か東京や北関東に比べお蕎麦屋さんが少ない地元神奈川県
しかしそんな神奈川にも新進気鋭なお蕎麦屋さんが増えつつあり嬉しい限り

今日の昼飯ポタは珍しく地元神奈川を南下して茅ヶ崎を目指す。

茅ヶ崎海岸

鵠沼海岸より江ノ島

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横浜北部から湘南に向うには幾つかの丘陵を横断しなくてはいけないので
どのルートでも標高こそは高くないが信州の街道並のアップダウンが続く。
中原街道でそんな丘を越え瀬谷から境川沿いに藤沢まで南下
ここまで来れば大きな坂はもう無いひたすら海岸を目指す。

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境川のCR

休憩所がある遊水池、トイレ横にはベンチやバイクラックまで設置してあり

スタンドが装備されないスポーツ車乗りにはありがたい。

こんなよくある日本の田舎風景の中を走り

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境川CRの終点藤沢橋からは藤沢市街、江ノ島周辺の交通量の多い道を避け

引地川沿いに南下し鵠沼海岸に出る

遠くにサザンの歌で有名な”烏帽子岩”が見えます。

　　サーフボードのラックを装備したビーチクルーザー

ここではロードよりこっちのほうが似合いますね

茅ヶ崎海岸と烏帽子岩

柳島のビーチから歩いても数分「蕎房　猪口屋」

和のテイストの中にも何処か湘南の爽やかさを感じる店舗

お店の中はカウンター中心で生け簀からあげた穴子や海老を目の前で揚げて供される

このスタイル、、、そう、御主人は神楽坂の名店「蕎楽亭」で修行されたそうです。

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サクッと揚った穴子天にお蕎麦屋では珍しい牛筋の煮込み（蕎楽亭さんにもあるめにゅーですね）
牛肉特有の臭みもなく蕎麦前の肴としてもさっぱり頂くことができる逸品

そしてお蕎麦...

星が散る透明感のあるグレーの挽きぐるみの蕎麦、それも粗挽き！
個人的に最も好きなタイプの蕎麦

見た目は野趣ある田舎風にも見えますが
食感は実に滑らかで上品
御主人は「滑らかな挽きぐるみ」を目指しているそうです。
その通り、香りや風味は田舎並みに濃いのですが玄皮が引っかかる様な感じは全くありません。

実はポケット輪行袋も持っていたし、肴と酒があまりにも良いものが揃っていたので
呑んで、茅ヶ崎駅から湘南新宿ラインで帰ってきてしまいました。

御主人に「電車で帰ろうと思っているのですが駅までどのくらいですか？」と聞くと
なんとっ「輪行されるのですか？」と
普通「輪行」なんて言葉でません。
聞くと御主人、ツーリング車（サーリーのロングホーラー）にお乗りとのこと
自転車好きのお蕎麦屋さんまた発見です。

しかし場所と良い味と良い御主人の趣味と良い、、、
神奈川県の蕎麦好きサイクリストは要チェックのお蕎麦屋さんです。
左党の方は輪行袋もお忘れなくw（茅ヶ崎駅までは徒歩20数分程度です。）

蕎房　猪口屋

神奈川県茅ヶ崎市柳島海岸１−１０

TEL: 0467-85-3011
休：月.火
水ー土12：00−15：00（LO.14：30）17：30−22：30（LO.21：30）
日　　12：00−15：00　　17：30−22：00（LO.21：30）
蕎麦売切れ仕舞いあり

HP:http://chokoya.exblog.jp/i4/

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