Randonneur from Northport　Blog

隅田川とつながる住吉水門

この水門の先には住吉神社があります。住吉神社といえば大阪です。
なぜ、お江戸のまん中に大阪の神社？ちょっと疑問に思ったのですが、
江戸時代徳川家康が大阪（摂津国佃村）の縁ある漁師に江戸で漁をする権限を与えたものの、
江戸の漁師とトラブルになり、隅田川の中州に移住して島を築いたのが佃島なのだそうです。

佃島を一回りした後、佃大橋を渡って新大橋通りに出ます。
案の定、大通りはがらがらに空いています。
水天宮、人形町の路地を抜けると神田はもうすぐ。

一寸マニアックな話しですが、神田と言えばこの変速機　　↓
あの名店があった街です。　
（訳分からん！という方は読み飛ばしてください（^^；　　）

サンプレックスプレステージ、自分がこのディレーラーに興味を持ったのも、
あの惜しまれつつも昨年閉店してしまった、大正時代から続いたツーリング車の名店の
オリジナル車に決まって採用されていたのがきっかけ、、、
デュラエースやシュパーブ、仏製ならジェビリー、スーパーLJ、
そんな高級パーツなど一切採用されていないのに、
独特のオーラを放っていた、あの店のオリジナル車のパーツの中で
一際存在感のあるパーツだったと思います。

シマノのデュラやサンツアーサイクロン、シュパーブに憧れていた中学生の頃、
初めて見て「なんて安っぽくて変んてこな変速機なんだろうと」って思いましたね、
（今でも安っぽいとは思うけど、良い味出してます。）


さて、今日のお目当てはこの『まつや』明治時代創業の超老舗、
郊外のニューウェーブ系蕎麦屋ばかり巡っているので、久々に江戸の老舗蕎麦屋を
訪ねたくなったわけですが、普段はゆったりポタリングできる様な交通環境の場所
ではないので、都心が空くGWがチャンスでした。
通常は何時でも相席必至の『まつや』、訪れたのは3時をまわっていたし
この時期ならもしや、、、と思ったのですが、流石有名店、やはりすべての
テーブルは埋まっていました。（甘かった、、、）
相変わらず手際よい花番さんが、さっと比較的空いている席に案内してくれます。
（まあここは相席がノーマルなので良いでしょう）
ポタ出発時電話を入れ要予約の玉子焼きを頂きました。
この蕎麦好きの間では有名な小判形の玉子焼き、一見かちっとした寿司屋の玉子風ですが、
中身は何層にもなって、ふんわりとしています。これは一寸感動。

頼んだお蕎麦はやはり普通の『せいろ』ズルズルッっと一気に啜りたくなる様な
喉越しの良い、昔ながらの江戸風の蕎麦です。

友人が「一度カレーがけが美味しい！」
と言っていたのを思い出しましたが、なにせ夏並みに暑い日だったので、
またの機会の楽しみとしました。

走った距離は僅かですが、神田の街をぶらぶらしていたので、すっかり日が傾きました。
佃大橋から望む隅田川勝鬨橋方面、右手は聖路加タワー

震災や戦災を免れ下町風情を残した佃もカメラを構えるとバックにウォーターフロント
開発で建った高層ビルが必ず入り微妙な風景となります。


神田まつや　　
電話： 03-3251-1556
住所： 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-13
営業時間：　月?金　11:00?20:00　　　
　　　　　　土・祝　11:00?19:00


＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝