右直事故寸前?佃島?神田ポタ/神田まつや

2008年04月30日

26人のヤビツ峠

2008年4月29日
26人のヤビツ峠

tavasukeさん企画、jinさんhirotoさん幹事の丹沢大山ヤビツ峠ランへ行ってきました。

小学生1人、女性4人を含む初心者の方から大ベテランまで総勢26人の大所帯で
ストイックな筈の峠越えを皆で楽しく愉快に走ってきました。
(集合地→解散地100km+各自宅からの距離)
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ヤビツ峠にて

「初心者にヤビツ越え?」そんな声もあるかもしれません。
「初心者ならもっと適したコースがあるんじゃないだろうか」
「経験者が主観で自分が走りたいところに無理矢理連れてっただけだろー」
なんて向きもあるかもしれません。

でも本当にそうだったのでしょうか?
今回は初心者の方々の実力や頑張りはもちろん、経験豊富な企画.幹事さんたちの綿密な
計画.下見.サポートがあったので、誰もが「もうこりごり!」なんていうことなく、
皆「また走りたい!」と笑顔で帰着しました。

ちなみに、ここでいうサポートとは、伴走車を出してやるとか荷物を持ってやるといった
類のことではありません。

ベテラン達がコースや休憩ポイントに気を配るのはもちろんのこと、隊列毎のアサイン(配員)
ポジションやギヤの選択等を随時アドバイスしながら、初心者の方達の持ってる力を
楽しく走れる範囲で上手く引き出してやるということです。

今さら、、、って思うかもしれません、確かにこれってクラブランの基本です!
でも実際問題、意外と実践されていません。

最近ブームで自転車雑誌も急に増えました。綺麗な誌面で格好良い自転車やファッション
が紹介されています。こういったものを見て自転車趣味に入って来る仲間がいることは
喜ばしいし、自分もよく楽しんで読んでいます。

ただ、こういったメディアに触発されて自転車を購入したものの、ツーリングにおいて
その正しい遊び方やルールが付いて行っていない現状があると思います。

レースやファンライド指向であれば細かいことまで書いてある雑誌もありますし
交通マナーや安全面については最近取り上げることも多くなってきました。

しかし!ツーリングやクラブラン(マスツーリング)におけるノウハウ等は実に
おざなりな状況にあると思います。

今回は原点に立ち返って、きちんとしたルールに法って走れば、小学生でも初心者の
女性でも峠ぐらい越えられるということを実証したわけです。

もちろん、ただ走りきれれば良い訳ではありません。
参加者全員が「また走りたい!」と楽しく笑顔で無事帰着することが目標です。
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ヤビツ峠?宮が瀬
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集合地、中央林間の公園にて、台数が多すぎて全車入りきりません!





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*人物画像は処理していますが問題がある方はご連絡ください。
すみやかに削除させていただきます。




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出発前にコースや安全面についてのミーティングです。皆真剣に聞き入っています。
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この人数全員でパーティーを組むことは、安全上問題もあるしビギナーの方達のフォローやトラブルにも対応しきれません。よってA班.B班.C班の3隊のパーティーに分けられました。

この班分けもこのランの企画.リーダーのベテランtavasukeさんの的確な配員がされています。

A班は先頭にリーダーのtavasukeさん、しんがりには、やはり経験豊富なxct860さん、間には女性やご夫婦で参加の方達を挟みます。

B班は先頭にやはり幹事のjinさん、2番手に自分、比較的最近自転車を始めた方を間に
しんがりは、パワフルな青春さんが務めます。

C班はこちらも幹事のhirotoさん中心にロード乗りの経験者や体力がある者
(ある意味、放置組?)
そして総しんがりはブルペの達人リュウさんが固めます。

この様に各班は8?10名で構成されリーダーが初心者への配慮が行き届く様にし、
各班約5分おきに出発します。

ほったらかしでも恐らく問題の無いC班以外は、あえて遅めのペースで走ります。
それはどんなペースで走っても初心者の方は「遅れてはいけない、迷惑をかけない様に
しなきゃ」と自分のペース以上でも無理してでもそのペースに合わせてしまいます。
それを見た経験者は「付いてきているな、このペースで問題無いだろう」と勘違いして
しまい、初心者を気付かないうちにオーバーペースで走れせてしまい、コース後半で
苦しい思いをさせてしまいます。

この様に初心者の方達のペース、ギヤの選択、休憩の間隔等を配慮しながらヤビツ峠を
目指します。
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善波峠の登り

全ては、先にも書いた様に、参加者全員が愉快に楽しく走る為です。

それが面倒だとか感じるなら、別に皆で走ることないでしょう?

今回はそんな人いなかったけど、強い力を得意げに見せびらかせて格好つけたい人も
まれにいますが、誰も格好良いと思いませんよ、強い力は優しさとして使ってこそ
格好良いのですよ。

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今回の幹事さん達や、アシストしてくださった方達は、正にそんな格好良さを持った
方達でした。
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その証拠に、、、
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ゴールした後、小学生、初めて峠を越えた女性を含め全員が目標通り、笑顔で
「また走りたい!!」と、、、
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企画、幹事、アシストの皆さん!一緒に走ってくださった皆さん!
お陰様で楽しい1日を過ごさせていただきました。

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有り難うございます!また一緒に走りましょう!!

コース:中央林間?海老名?厚木?善波峠?名古木?ヤビツ峠?宮が瀬?七沢?厚木?
海老名?中央林間(約100Km)+自宅?中央林間?自宅(40Km) TTL 約140Km


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この記事へのコメント

22. Posted by aiz   2008年05月11日 20:06
>yuzito 様
実は最初「ヤビツか?何度も行ったし楽しめるかなー」なんて
思ったのですが、初心者の方達が楽しんでくれているのを見て
自分も本当に楽しくなってきました。
初心者初心者なんてエラソーに言ってますが、
自分も長くやっているだけで走りやスキルは初心者と
大して変わらないんですけどね(^^;;;
21. Posted by yuzito   2008年05月11日 12:29
本当に素晴らしいイベントだったようですね。写真とaizさんの文章からそのことがとても良く伝わってきました。
クラブラン、ツーリングの走り方についてはまったくその通りだと思いました。ときどき“弱く思われたくない”と先頭に出ると頑張って走りすぎてしまう人がいますが、ツーリングのときはそれはないよなぁと思ってしまいます。それにそういう人ってたいてい決して全然弱くないので(^^;
しかし繰り返しになりますが、これは本当に素晴らしいイベントでしたね。とくに初心者の方には、こういうイベントってありがたいんだろうなぁと思いました。皆さんが「また走りたい!」ってのが本当に素晴らしいです^^
20. Posted by aiz   2008年05月09日 10:39
>hiroto 様
ホント、何度かお会いしているのに、一緒に走るのは初めてでしたね、
また御一緒させてください。
 >>途中のトラブル処理などでもお世話になり、
aizさんがいてくださって、勇気百倍で走れました。............
ん、、、なんも特別なことしてませんよホントに、、、
ふつ?に楽しませていただきました♪
hirotoさん達がきちっと綿密に下見までしてくださったので、
気楽に走れました。有り難うございます。
19. Posted by hiroto   2008年05月09日 10:01
コメント遅くなりましたが、お疲れさまでした。
やっとご一緒にサイクリングする事ができましたね。
C班は確かに、ある意味放置状態。
何する事もなく、道案内さえしてれば良かったので
ラクチンでした。
途中のトラブル処理などでもお世話になり、
aizさんがいてくださって、勇気百倍で走れました。
またよろしくお願いします!
18. Posted by aiz   2008年05月08日 00:35
>jin 様
僕はただ始めたのが早かっただけでベテランって
ワケじゃないですよ?(^^;
ただただ一緒に走る仲間全員で楽しみたいって思いがあるだけなんです。
こちらこそまた宜しくお願いします!
17. Posted by jin   2008年05月07日 20:16
コメントが遅くなりましたが
非常に参考になる記事でした
aizさんをはじめベテランの方と走ると多くの事を学べます
それがグループランの素晴らしい所だと強く思いました
今回はゆっくりだったので、おしゃべりも出来て楽しかったですね
またよろしくお願いします!
16. Posted by aiz   2008年05月05日 21:19
>おじ 様
 >>記事の内容、同感であります。.........
有り難うございます。
前にも書きましたが、マスツーリングは皆で楽しめること
自体が楽しいのです。
自分だけ楽しむなら皆で一緒に走る意味が無いですから。
長野でお会いしてからもう1年ですね、早いもんです。
梅雨入り前には長野に行きたいと思っています。
15. Posted by おじ   2008年05月05日 19:13
tavasuke様とご一緒でしたか。
記事の内容、同感であります。
もっとも、私の場合は楽しませていただいている側ですが^^;
長野でお会いしてから1年になります(早いものですね?)
14. Posted by aiz   2008年05月04日 01:08
>xtc860 様
 >>しんがりは重要ですよとプレッシャーを掛けられちゃいましたからね。.....
ははは、スミマセン!でも本当ですよ、
しんがりは先頭以上の力量が要求されます。
お疲れ様でした。
写真?...急いで先に下って、高い所に登って撮ったのです。
走ってるところを撮るってペース乱れて結構疲れますね(^^;
13. Posted by aiz   2008年05月04日 01:02
>taki 様
本文にもしつこく書いてますが、
本当に全員が笑顔で「楽しかった、また行きたい」状態だったのです。
これには僕自身もホントびっくりしました。
僕も一番ヤビツ峠に通ったのは中、高校生の時代で10回ぐらい行きました。
裏の荒れたダートを26x1-3/8を下るのが大好きでした。
鋪装後は今回が初めてなのです。
12. Posted by aiz   2008年05月04日 00:54
>リュウ 様
流石リュウさん!!
リュウさんも同じ様に感じますか、
自転車良いものに乗っているし、ウェアもバッチリ決まっているけど
その走り方、使い方の基本やルールが付いて行っていない感がします。
地味な部分ですが一番重要なことだと思います。
11. Posted by aiz   2008年05月04日 00:44
>てんちょ 様
先日てんちょさんのお店に寄りましたよ。
生憎ご不在だったようです。
機会がありましたら是非ともご一緒しましょう。
ただし僕は走るの遅いですよ?、それでも良ければ(^^;
10. Posted by aiz   2008年05月04日 00:39
>tavasuke 様
いやいや!僕はホ?ントなんも特別なことしてませんって!
普段のクラブラン通りにフツーに1参加者として楽しませてもらいましたよ。
tavasukeさん達の綿密な計画や下見のおかげです。
おかげで本当に楽しかったのですよ!!
9. Posted by Xtc860   2008年05月03日 19:24
お疲れ様でした。
サドルの修理見てみたかったです(^^;
無事に終了してホッとしています。
しんがりは重要ですよとプレッシャーを掛けられちゃいましたからね。
おかげで、早起きできて集合時間に十分間に合いました。
えーと、"その証拠に"の次にある写真どうやって撮ったのでしょう。
8. Posted by taki   2008年05月03日 13:31
こんにちは。
初心者が峠含めて100kmとはすごいですね!
ぼくは中学の頃に改ジュニアスポーツ車で
何度もこのルートを走っていますが、今の方が自信がないです。(笑)
7. Posted by リュウ   2008年05月03日 10:12
お疲れさまでした。
壊れたサドルの応急処置は大変勉強になりました。
>ツーリングやクラブラン(マスツーリング)におけるノウハウ等は実におざなりな状況にあると思います。
全くの同感です。
最近、境川CRを走っていて明らかに集団走行に不慣れなグループが散見されます。
だからこそ、今回のような機会は貴重なのだと思います。
また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
6. Posted by てんちょ   2008年05月03日 07:49
凄く行きたかったのですが、仕事が22時9時だったので
行けなかったのです。aizさんが参加していらっしゃったのなら
無理してでも行けばよかったです...(jωj)
どのブログを観ても楽しそうで、本当にうらやましいです。
機会がありましたら是非ご一緒して下さいm(_ _m)
5. Posted by tavasuke   2008年05月03日 05:29
aizさんご参加ありがとうございました!
やはりaizさんの存在は大きかったです。
実際aizさんがいらしたおかげで完走できた方もおられたわけですし・・・。
今後も何度か初心者と上級者が一緒に楽しめるサイクリングをやってみたいと思っておりますので都合があえば是非ご参加いただけるとありがたいです。
よろしくおねがいいたします!
4. Posted by aiz   2008年05月03日 00:16
>Red Rabbit  様
どうも!お疲れ様でした。
実は最初「えっ?26人、大丈夫なのかなー」なんて思っていたのですが
本当に素晴らしいランになりましたね!
皆さんよりかなり遅れてのUPだったので、ちょっと違う視点で
書かせてもらいました。
でもこの記事に書いたことは、僕の率直な意見と感想です。
こちらこそまた宜しくお願い致します。
3. Posted by Red Rabbit   2008年05月02日 23:33
お疲れさまでした。
本当に楽しいグループランでしたね。
改めて自転車の良さを痛感しました。
終わった後にみんな「次は箱根で!!」が
合言葉になってましたからね。
また、ご一緒させてください。
2. Posted by aiz   2008年05月02日 23:28
>tmohik 様
お気遣い有り難うございます。
>>辛い峠もおしゃべりしながら走れば、いつのまにか越えてしまえていたってとこでしょうか?...........
それもありますが、記事にもくどくど書いている様に、経験者が
きちんと走り方を管理、配慮すれば初心者の方でも、決して無理する
ことなく峠越えツーリングが楽しめるということです。(^^)
1. Posted by tmohik   2008年05月01日 07:50
前の記事では心配しましたが、大過なくヤビツもたのしめたようでなによりです。
辛い峠もおしゃべりしながら走れば、いつのまにか越えてしまえていたってとこでしょうか?
それにしても大所帯ですね?!{笑い}

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